腹部MR 像(別冊No. 2)を別に示す。矢印の部分に存在するアーチファクトで正…
腹部MR 像(別冊No. 2)を別に示す。矢印の部分に存在するアーチファクトで正しいのはどれか。
- ⑴ 位相エンコード方向に出現する。出現するのは、周波数方向です。
- ⑵ 静磁場強度が高いほど顕著になる。周波数の差が、大きくなるためです。
- ⑶ 水と脂肪の位相差が原因で生じる。原因は、共鳴周波数の差です。
- ⑷ トランケーションアーチファクトである。打ち切りによるものとは、別です。
- ⑸ 受信バンド幅を狭くすることで低減できる。広げることで、減らせます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。水と脂肪では共鳴周波数がわずかに違うため、周波数エンコード方向に像がずれて境界に明るい線と暗い線が現れます。このずれは静磁場強度が高いほど大きくなります。位相方向ではなく周波数方向に出現し、受信バンド幅を広げると減らせます。位相差によるものや打ち切りによるものとは、別の現象です。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-06.html)を加工して作成