脳卒中の急性期に撮影された頭部MRI の拡散強調像(別冊No. 3)を別に示す。…
脳卒中の急性期に撮影された頭部MRI の拡散強調像(別冊No. 3)を別に示す。矢印の高信号が反映している病態として正しいのはどれか。
- ⑴ 血液の貯留この信号の、原因になりません。
- ⑵ 血管原性浮腫動きは、制限されません。
- ⑶ 細胞障害性(細胞毒性)浮腫細胞が膨らみ、動きが制限されます。
- ⑷ 脳室の拡大高信号の原因には、なりません。
- ⑸ 脳の萎縮これも、原因になりません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。脳梗塞の急性期では、エネルギーが足りなくなった細胞が水をため込んで膨らむため、細胞の外の空間が狭くなり水分子の動きが制限されます。これが拡散強調像で高信号として現れます。血管から水がしみ出す血管原性浮腫では動きは制限されず、血液の貯留や脳室の拡大、萎縮はこの信号の原因になりません。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-06.html)を加工して作成