粒子線治療用シンクロトロンについて正しいのはどれか。
粒子線治療用シンクロトロンについて正しいのはどれか。
- ⑴ 加速粒子はイオン源から直接シンクロトロンに入射される。前段加速してから、入射します。
- ⑵ 加速粒子は偏向電磁石によりビーム進行方向に加速を受ける。軌道を曲げるだけで、加速しません。
- ⑶ AVF〈Azimuthally Varying Field〉型が診療に使用されている。サイクロトロンの、方式です。
- ⑷ 加速に用いる高周波電圧の周波数は、粒子の速度に合わせて増加させる。周回の速さに、合わせて上げます。
- ⑸ 陽子線では最大エネルギー400〜430 MeV のビームが診療で使用されている。230メガ電子ボルト前後です。
解説
正解は⑷です。シンクロトロンでは粒子が加速されるほど周回の速さが上がるため、加速用の高周波の周波数も速度に合わせて上げていきます。粒子はまず線形加速器などで前段加速してから入射し、偏向電磁石は軌道を曲げるだけで加速はしません。方位磁場変化型はサイクロトロンの方式で、陽子線の治療では最大230メガ電子ボルト前後が使われます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-06.html)を加工して作成