電子の阻止能と飛程について最も適切なものはどれか。
電子の阻止能と飛程について最も適切なものはどれか。
- ⑴ 衝突による損失は、エネルギーが高いほど急に増えていく。ゆるやかに変わります。
- ⑵ 電子の進む道筋は、ほとんど曲がらない直線に近い。道筋は大きく曲がります。
- ⑶ 電子の飛程は、同じエネルギーの陽子より短くなる。電子のほうが長いです。
- ⑷ 高いエネルギーでは、制動放射による損失の割合が増える。原子番号にも左右されます。
- ⑸ 衝突による損失は、粒子の速さが大きいほど増えていく。速さが小さいほど大きくなります。
解説
電子は質量が小さいため、軌道電子とぶつかるたびに大きく向きを変え、曲がりくねった道筋を描いて進みます。エネルギーを失う過程には、電離や励起を起こす衝突による損失と、原子核のそばで曲げられるときの制動放射による損失があります。エネルギーが高いほど、また物質の原子番号が大きいほど制動放射による損失の割合が増えます。同じエネルギーでは、質量の大きい陽子より電子のほうが速く、飛程は長くなります。
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