標準化死亡比〈SMR〉分析から脳血管疾患が重要課題であることが分かり、年齢、性別…
次の文を読み44~46 の問いに答えよ。A 市では傷病分類別の標準化死亡比〈SMR〉による市の健康課題の把握と、課題への対策を検討するために実態調査を計画した。
標準化死亡比〈SMR〉分析から脳血管疾患が重要課題であることが分かり、年齢、性別、栄養・食生活、身体活動・運動、飲酒、服薬、病歴について郵送法による無記名式の市民アンケート調査を行うことにした。この調査について正しいのはどれか。
- ⑴ 病歴は要配慮個人情報ではない。病歴は個人情報保護法で要配慮個人情報に位置づけられています。
- ⑵ 相談や苦情の問合せ先は記載しない。相談や苦情の問合せ先は、依頼文に明記しなければなりません。
- ⑶ 参加を拒否できる機会を設定しなくてはならない。参加は自由意思によるものであり、断る機会を設けることが求められます。
- ⑷ 調査対象者以外の地域住民には研究内容の説明を行わない。研究の内容は広く公表して透明性を保つことが求められます。
解説
正解は⑶です。人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針では、調査への参加は自由意思によることとされ、参加を断る機会を設けなければなりません。無記名の郵送調査であっても、回答しないことで不利益を受けないことを明示します。⑴の病歴は要配慮個人情報にあたります。⑵の相談や苦情の窓口は依頼文に記載します。⑷は、研究の内容を広く公表して透明性を保つことが求められるので、対象者以外に説明しないという扱いは適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成