耐糖能異常の頻度の地域比較調査を行った。A 地区では空腹時血糖126 mg/dL…
耐糖能異常の頻度の地域比較調査を行った。A 地区では空腹時血糖126 mg/dL以上、B 地区では随時血糖200 mg/dL 以上とHbA1c 6.5 % 以上を組み合わせて評価していたことが明らかになった。疫学調査法における問題点はどれか。
- ⑴ 交絡交絡は、調べたい要因とも結果とも関係する第三の要因によって関連がゆがむことです。
- ⑵ 偶然誤差偶然誤差は測定のばらつきで、方向性のある系統的な誤りではありません。
- ⑶ 情報の偏り〈バイアス〉地区ごとに判定基準が異なるため、分類のしかたに起因する情報の偏りが生じます。
- ⑷ 選択の偏り〈バイアス〉選択の偏りは、対象者の選ばれ方に偏りがある場合に生じます。
- ⑸ リードタイムバイアスリードタイムバイアスは、早期発見によって見かけ上の生存期間が延びる現象です。
解説
正解は⑶です。A地区とB地区で耐糖能異常の判定基準が違えば、同じ状態の人でも地区によって「異常あり」と数えられたり数えられなかったりします。これは測定や分類のしかたに起因する系統的な誤りで、情報の偏りにあたります。⑷の選択の偏りは対象者の選ばれ方に偏りがある場合、⑴の交絡は第三の要因が結果をゆがめる場合です。⑵の偶然誤差は偏りではなくばらつきで、⑸のリードタイムバイアスは検診による早期発見で見かけ上の生存期間が延びる現象です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成