A さん(88 歳、男性、無職)は1 人で暮らしており、日中は近所の公園で過ごし…
A さん(88 歳、男性、無職)は1 人で暮らしており、日中は近所の公園で過ごしている。近隣住民から「公園にいるA さんから尿臭がするため、心配だ」と地域包括支援センターに電話があった。電話を受けた保健師は、A さんの状況を把握するために家庭訪問を行うことにした。この訪問で保健師が情報収集する内容で優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 経済状況経済状況は支援を組み立てる際に必要ですが、まず身体の状況を確かめます。
- ⑵ 住居環境住居環境も把握しますが、失禁の背景にある身体の問題の確認が先です。
- ⑶ 身体状況尿臭の背景には病気や機能低下が隠れていることがあり、まず身体の状況を確かめます。
- ⑷ 生活リズム生活リズムは支援の手がかりになりますが、優先度は身体状況より下がります。
- ⑸ 近隣との関係近隣との関係は見守りを考えるうえで役立ちますが、最初に確かめる情報ではありません。
解説
正解は⑶です。尿臭がするという情報からは、失禁が続いている可能性が考えられます。その背景には、前立腺の病気や尿路感染、脳血管疾患や認知症、あるいは介護が必要な状態の進行など、身体の問題が隠れていることがあります。88歳のひとり暮らしであることも踏まえ、まず身体の状況を確かめて、受診やサービスにつなげる必要があるかを判断します。⑴⑵⑷⑸も生活を支えるうえで大切な情報ですが、身体の状況を確かめたうえで順に把握します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成