A さん(68 歳、男性)は介護を受けることなく今までどおり健康な生活を続けたい…
A さん(68 歳、男性)は介護を受けることなく今までどおり健康な生活を続けたいと願っており、10 年前から毎日1 人でウォーキングをしていることを誇りに思っている。A さんの保健行動を促進するための保健師の声かけで最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「市の介護予防教室にも参加してみませんか」介護予防教室への参加は、いまのAさんの希望や状況とはずれた提案です。
- ⑵ 「10 年間も1 人でよく続けられていらっしゃいますね」続けてきたことを具体的に認める声かけは、自己効力感を高め、行動の継続を支えます。
- ⑶ 「地域包括支援センターで介護予防の相談ができますよ」相談窓口の紹介は、Aさんが困っていない段階では必要とされていません。
- ⑷ 「1 人は心配なのでウォーキング仲間をつくってみませんか」1人で続けてきたことを心配だと伝えると、本人の誇りを損ねかねません。
解説
正解は⑵です。Aさんは10年続けてきたウォーキングを誇りに思っており、すでに望ましい保健行動をとっています。この場面で効くのは、続けてきたこと自体を具体的に認める声かけで、本人の自己効力感を高め、行動の継続につながります。⑴⑶は介護予防のサービスにつなげる提案ですが、いまのAさんの希望とはずれています。⑷は1人で続けてきたことを否定的に扱う言い方になり、誇りに思っている気持ちを損ねかねません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成