A 地区の保健師は、住民同士が支え合う体制の構築を目指し、住民が定期的に交流でき…
A 地区の保健師は、住民同士が支え合う体制の構築を目指し、住民が定期的に交流できる企画を立案した。初回の開催には住民15 名が集まり、全員が初対面であった。開始期であるこのグループに対する保健師の支援で適切なのはどれか。
- ⑴ リーダーを決める。初対面の段階でリーダーを決めると、負担を押しつける形になりかねません。
- ⑵ 参加者に進行を依頼する。進行を参加者に任せるのは、関係ができて役割が育ってからにします。
- ⑶ 参加者間の衝突の有無を観察する。衝突は意見が出るようになる作業期に現れやすく、開始期の中心的な視点ではありません。
- ⑷ 一人ひとりを個別に捉え対応する。開始期は不安と緊張が強いため、一人ひとりを個別に受け止めて安心感をつくります。
解説
正解は⑷です。全員が初対面の開始期のグループでは、参加者は不安と緊張を抱えており、まず一人ひとりが安心してその場にいられるようにすることが支援の中心になります。保健師が個別に声をかけ、それぞれの思いや期待を受け止めることで、グループへの所属感が育ちます。⑴のリーダー決めや⑵の進行の依頼は、関係ができてから段階を追って進めます。⑶の衝突の観察は、意見がぶつかり合う作業期に向けて必要になる視点です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成