同じスクリーニング検査を有病率(有病割合)が1 % の集団A と20 % の集団…
同じスクリーニング検査を有病率(有病割合)が1 % の集団A と20 % の集団Bに行った。評価指標と集団の関係について正しいのはどれか。
- ⑴ 特異度は集団A より集団B の方が高い。特異度は検査の性能を表す指標で、有病率が変わっても変わりません。
- ⑵ 敏感度は集団A より集団B の方が高い。敏感度も検査の性能を表す指標なので、集団によって変わりません。
- ⑶ 集団A と集団B で評価指標は一致している。的中度は有病率の影響を受けるため、集団AとBで一致しません。
- ⑷ 陰性反応的中度は集団A より集団B の方が高い。陰性反応的中度は有病率が高いほど低くなるので、集団Bのほうが低くなります。
- ⑸ 陽性反応的中度は集団A より集団B の方が高い。陽性反応的中度は有病率が高い集団ほど高くなるため、集団Bのほうが高くなります。
解説
正解は⑸です。敏感度と特異度は検査そのものの性能を表す指標なので、有病率が変わっても変わりません。一方、陽性反応的中度は陽性と判定された人のうち本当に病気である人の割合なので、病気の人が多い集団ほど高くなります。有病率1%の集団Aより20%の集団Bのほうが高くなります。逆に陰性反応的中度は有病率が高いほど下がるので、集団Bのほうが低くなります。検査の性能と、集団の状況で変わる指標を区別しておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成