野菜摂取量と糖尿病の有無の関係を検討するために、1 日の野菜摂取量、糖尿病の有無…
野菜摂取量と糖尿病の有無の関係を検討するために、1 日の野菜摂取量、糖尿病の有無、属性情報を収集した。野菜摂取量と年齢に関連のあることが分かっているとき、適切な解析方法はどれか。
- ⑴ 野菜摂取量で層化を行う。調べたい要因である野菜摂取量で層化しても、交絡の制御にはなりません。
- ⑵ 糖尿病の有無で標準化を行う。標準化は年齢構成をそろえるために用いる方法で、結果である糖尿病の有無で行うものではありません。
- ⑶ 年齢で調整する多変量解析を行う。年齢を調整した多変量解析により、交絡の影響を取り除いた関連を推定できます。
- ⑷ 年齢と野菜摂取量でマッチングを行う。マッチングは調査を計画する段階で行う方法で、収集済みのデータの解析では使えません。
- ⑸ 解析対象として糖尿病を有する人に限定する。糖尿病の人だけに限定すると、有無を比べること自体ができなくなります。
解説
正解は⑶です。年齢は野菜摂取量とも糖尿病とも関係するため、そのまま比べると年齢の影響で見かけ上の関連が生じます。これが交絡で、解析の段階で制御する方法が多変量解析による調整です。年齢を説明変数に入れて解析すれば、年齢の影響を取り除いた関連を推定できます。⑴は要因そのもので層化しており意味がありません。⑵の標準化は結果で行うものではなく、⑷のマッチングは調査の計画段階で行う方法、⑸は対象を偏らせるだけです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成