介護老人保健施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎症状が複数の入所者と職員に発生…
介護老人保健施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎症状が複数の入所者と職員に発生している。施設が行うべき感染拡大防止のための対応で適切なのはどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ 発症者と未発症者で居室を分ける。発症者と未発症者の居室を分けることで、接触による広がりを抑えられます。
- ⑵ 嘔吐物の処理は十分に乾燥させてから行う。嘔吐物は乾くとウイルスが舞い上がるため、乾燥させずに速やかに処理します。
- ⑶ 感染者が使用したリネン類は60 ℃で1 分間の熱水洗濯を行う。リネン類は80℃で10分以上の熱水洗濯が必要です。
- ⑷ 発症した食品調理従事者の業務への復帰は胃腸炎症状が消失した日からとする。調理従事者の復帰は、症状消失後に検査で陰性を確かめてからにします。
- ⑸ 感染者が使用した非金属製の食器の消毒は次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用する。アルコールが効きにくいため、次亜塩素酸ナトリウム溶液で消毒します。
解説
正解は⑴と⑸です。ノロウイルスの集団発生では、発症している人としていない人の居室を分けて接触を減らすことが基本です。また非金属の食器などの消毒には、アルコールが効きにくいため次亜塩素酸ナトリウムを用います。⑵の嘔吐物は乾燥するとウイルスが空気中に舞うため、乾く前に処理します。⑶のリネンは80℃で10分以上の熱水洗濯が必要です。⑷の調理従事者の復帰は、症状が消えた後も検査で陰性を確かめてからにします。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成