A さん(80 歳、女性)は要介護1 、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Ⅱa…
A さん(80 歳、女性)は要介護1 、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Ⅱaで介護保険サービスを利用しながら1 人で暮らしている。遠方に住む娘が地域包括支援センターに来所し、「家の中に最近購入したと思われる高価な商品が複数置かれ、公共料金は滞納していることが分かった。慣れ親しんだ自宅で最期まで生活してほしいが、お金の管理も心配。どうしたらよいか」と話す。地域包括支援センターの保健師がA さんの娘に提案する内容で適切なのはどれか。
- ⑴ A さんとの同居同居は遠方に住む娘の生活を変えることになり、本人の希望とも合いません。
- ⑵ A さんの施設入所施設入所は、自宅で最期まで過ごしたいという希望に反します。
- ⑶ 成年後見制度の利用契約の取り消しや財産の管理を法的な裏づけをもって支えられ、在宅での生活を続けられます。
- ⑷ 民生委員への見守りの依頼民生委員の見守りには、金銭を管理する権限がありません。
- ⑸ 介護支援専門員への金銭管理の依頼介護支援専門員が金銭管理を担うことは、制度上できません。
解説
正解は⑶です。高額な商品を次々に購入し、公共料金は滞納しているという状況は、判断能力の低下によって金銭の管理が難しくなっているしるしです。成年後見制度を使えば、契約の取り消しや財産の管理を法的な裏づけをもって支えられ、自宅での暮らしを続けながら安全を確保できます。⑴⑵は本人の希望と合わず、⑷の見守りは金銭管理の権限がありません。⑸の介護支援専門員に金銭管理を委ねることも制度上できません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成