A ちゃんは、3 歳児健康診査で発語が単語のみであり、名前を呼んでも振り向かず、…
A ちゃんは、3 歳児健康診査で発語が単語のみであり、名前を呼んでも振り向かず、視線も合わず、コミュニケーションが難しかった。A ちゃんの母親によると自宅では視聴覚の問題はないとのことであった。保健師は発達相談ができる遊びの場を紹介したが、母親は「マイペースな子なので、特に心配していません」と強い口調で利用を拒否した。このときの保健師の対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「A ちゃんは発達に問題があります」問題があると告げることは母親を追い詰め、関係が切れてしまいます。
- ⑵ 「A ちゃんを専門医に診てもらいませんか」利用を断っている相手に専門医を勧めても、受け入れられません。
- ⑶ 「発達障害をもつ児の親の会に行ってみませんか」親の会の紹介も、いまの母親には別の場を押しつける形になります。
- ⑷ 「しばらくしたらA ちゃんに会いにご自宅に伺ってもいいですか」次に会う約束を取りつけることで、判断を急がずにつながりを保てます。
解説
正解は⑷です。母親は強い口調で利用を断っており、ここで発達の問題を告げたり別の場を勧めたりすれば、関係が切れてフォローできなくなります。大切なのは、判断を急がずにつながりを保つことなので、次に会う約束を取りつける形で家庭訪問を提案します。⑴は母親を追い詰め、⑵と⑶は拒んでいる相手にさらに別の場を勧めることになり、いずれもいま受け入れられる提案ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成