市の住民基本台帳から、家族は父親(24 歳、会社員)、母親(20 歳、無職)とA…
次の文を読み54、55 の問いに答えよ。住民から「最近、近所に引っ越してきた家族の3 歳ぐらいの男の子が、毎日、昼ころから暗くなるまで1 人で走り回っている。子どもを叱責する声と子どもの泣き声が何度も家の中から聞こえて気になる」と市の保健福祉センターに通告があった。
市の住民基本台帳から、家族は父親(24 歳、会社員)、母親(20 歳、無職)とAちゃん(3 歳3 か月、男児)の3 人暮らしで、1 か月前に転入していたことを把握した。市の保健師の対応で優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 地域の育児サークルを紹介する。紹介だけでは、子どもの安全を確かめることになりません。
- ⑵ 居住地の児童委員に問い合わせる。転入から1か月で、児童委員も様子を知らない可能性があります。
- ⑶ 児童相談所の職員と家庭訪問をする。子どもの安全を直接確かめられ、必要な対応にすぐつなげられます。
- ⑷ 市の3 歳児健康診査の受診を勧奨する。受診を待つと確認が遅れ、危険な状態が続くおそれがあります。
解説
正解は⑶です。毎日長時間ひとりで外にいること、叱責する声と泣き声が繰り返し聞こえることは、ネグレクトと身体的虐待の両方が疑われる状況です。転入から1か月で行政との接点もないため、児童相談所の職員と一緒に家庭訪問して子どもの安全を直接確かめます。育児サークルの紹介や健康診査の勧奨では確認が遅れ、児童委員に問い合わせるだけでは安全を確かめたことになりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成