A さん(45 歳、女性)は20 歳代に統合失調症を発症し、入退院を繰り返してき…
A さん(45 歳、女性)は20 歳代に統合失調症を発症し、入退院を繰り返してきた。2 年前から通院を中断し、デイケアへの通所も休むようになった。半年ほど前から家の中で叫ぶなどの行動が続いているため、母親が保健師に電話で相談した。相談を受けた保健師が家庭訪問をしたが、父親が拒否したため室内に入れずA さんには会えなかった。保健師の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 母親の承諾を得て主治医に連絡する。病状が悪化している可能性があり、医療につなぐ手立てになります。
- ⑵ 父親の気持ちが変わるまで支援を控える。支援を止めると、その間に状態が悪化するおそれがあります。
- ⑶ 近隣住民にA さんの日頃の状況を確認する。近隣に尋ねることは、秘密を守る義務に反します。
- ⑷ A さんと母親が父親から離れられるようシェルターを紹介する。家族間の暴力は認められず、紹介する場面ではありません。
解説
正解は⑴です。Aさんは通院を中断したまま半年にわたり叫ぶなどの行動が続いており、病状が悪化している可能性があります。父親に訪問を断られても支援を止めず、母親の承諾を得て主治医に連絡し、これまでの経過と今の様子を共有して次の関わり方を相談します。支援を控えると状態が悪化します。近隣住民に尋ねることは秘密を守る義務に反し、家族間の暴力もないためシェルターの紹介は的外れです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成