B 地区の子育て世代の健康課題を特定するため、B 地区の担当保健師は市内の機関を…
次の文を読み36〜38 の問いに答えよ。人口5万人のA 市のB 地区では3年前から丘陵地を切り開いた宅地開発が行われており、ここ数年で人口が急増している。宅地開発は2年後に完成する予定であり、戸建て住宅や集合住宅が今後も増えていく見込みである。B 地区の中心部には地区公民館があり、高齢者の集いや自治会の会合などが開かれている。令和3年度(2021 年度)から B 地区を担当する保健師は、地区活動計画の立案のためにB 地区の地域診断を行うことにした。令和元年(2019 年)の人口構成について調べた結果を表に示す。A 市 うちB 地区人口 50,000 人 6,000 人0〜14 歳 4,000 人 1,100 人15〜64 歳 31,000 人 4,100 人65 歳以上 15,000 人 800 人世帯数 33,000 世帯 3,000 世帯単独世帯 9,900 世帯 600 世帯核家族世帯 19,800 世帯 1,500 世帯3 世代世帯 1,980 世帯 600 世帯出生数 350 人 80 人死亡数 550 人 50 人
B 地区の子育て世代の健康課題を特定するため、B 地区の担当保健師は市内の機関を対象としたインタビューを計画した。現時点でインタビューを依頼する機関として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 児童相談所児童相談所は虐待など深刻な事例が中心で、地区全体の子育て世代の状況は把握できません。
- ⑵ 社会福祉協議会社会福祉協議会は地域福祉全般を扱い、子育て世代の具体的な実情には通じていません。
- ⑶ 母子生活支援施設母子生活支援施設は入所している母子が対象で、地区の子育て世代を代表しません。
- ⑷ 訪問看護ステーション訪問看護ステーションは療養者への支援が中心で、子育て世代の状況は把握していません。
- ⑸ 地域子育て支援拠点〈地域子育て支援センター〉地域子育て支援拠点は多くの親子が日常的に利用する場で、地区の子育ての実情を幅広く把握しています。
解説
正解は⑸です。B地区は宅地開発により子育て世代が急増している地区で、まずは日常的に多くの親子が利用する場から実情を聞き取ることが有効です。地域子育て支援拠点は、就学前の子どもと保護者が自由に集う場であり、保護者の悩みや地域の様子を幅広く把握しています。児童相談所や母子生活支援施設は深刻な課題を抱えた家庭が対象で、地区全体の子育て世代の姿をつかむには適しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成