保育所への入所を希望している母親に対する保健師の説明で適切なのはどれか。
次の文を読み42〜44 の問いに答えよ。A ちゃん(2歳、男児)。出生体重2,800 g。先天性疾患により出生直後から呼吸管理、経管栄養が必要であったが、成長とともに状態が安定し、2週後に退院することとなった。現在、呼吸状態は問題ないが、経管栄養は今後も継続して行うため、両親は必要な手技を習得中である。発語は1、2語あり、最近自立歩行を始めたところである。家族は両親と兄(5歳)である。両親は共働きで、母親は自宅近くでパートタイムの仕事をしており、兄は市の保育所に通っている。退院にあたり、今後の生活について母親から市の障害福祉課に相談があり、担当保健師が家庭訪問を行った。
保育所への入所を希望している母親に対する保健師の説明で適切なのはどれか。
- ⑴ 「経管栄養を行う看護師の配置を市で検討します」医行為である経管栄養を安全に行う体制を市が検討することが、入所に向けた具体的な一歩です。
- ⑵ 「身体障害者手帳を取得していることが必要です」身体障害者手帳の取得は保育所入所の要件ではありません。
- ⑶ 「保護者が保育所に付き添うことが必要です」保護者の付き添いを前提とすることは、就労している家庭の実情に合わず適切ではありません。
- ⑷ 「障害児福祉施設の通所が適しています」他児とともに過ごしたいという希望があり、通所施設に限定する説明は適切ではありません。
解説
正解は⑴です。医療的ケアが必要な子どもも、安全に実施できる体制が整えば保育所に入所できます。経管栄養は医行為にあたるため、看護師の配置など実施体制を市が検討することが、入所に向けた具体的な一歩になります。身体障害者手帳の取得は入所の要件ではなく、保護者の付き添いを前提とすることも適切ではありません。障害児の通所施設に限定する説明も、母親の希望に沿いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成