A 市では1年前に新しく建設された大規模マンションがあり、出産を控えた妊婦や乳幼…
次の文を読み48、49 の問いに答えよ。人口40 万人のA 市。3年前から出生数が増加傾向にある。最近、乳幼児相談時に、保健師に対しておやつの時間や指しゃぶりなど育児に関する細かな相談をする母親や育児不安を訴える母親が増えている。
A 市では1年前に新しく建設された大規模マンションがあり、出産を控えた妊婦や乳幼児のいる家族が多く居住していた。地区担当保健師はこの地区で安心して子育てができるよう、新たな事業を計画することとした。地区担当保健師が最初に計画する内容で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 市内の産婦人科医療機関との連携を強化する。医療機関との連携強化は重要ですが、地区の孤立という課題に直接応える取り組みではありません。
- ⑵ 乳幼児を持つ親と妊婦との交流会を開催する。同じ地区で暮らす者どうしがつながり、出産前から相談し合える関係が生まれます。
- ⑶ 要保護児童対策地域協議会で事例検討を行う。要保護児童対策地域協議会は支援を要する個別事例を扱う場で、新規事業の出発点ではありません。
- ⑷ 転入してきた妊婦の家庭訪問を行う。家庭訪問は個別の支援で、地区全体のつながりをつくる事業にはなりません。
解説
正解は⑵です。新しいマンションに移り住んだ妊婦や子育て家庭は、近くに知り合いがなく孤立しやすい状況にあります。乳幼児を持つ親と妊婦が交流する会を開けば、同じ地区で暮らす者どうしがつながり、出産前から相談し合える関係が生まれます。医療機関との連携強化や要保護児童対策地域協議会での検討は、個別の課題が明らかになってから進める段階の取り組みです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成