従来のプログラム群と新規のプログラム群の2群間において、対象者の背景を均一にする…
次の文を読み45〜47 の問いに答えよ。肥満者に対する新規の糖尿病発症予防プログラムを立案し、従来のプログラムと比較して新規のプログラムの効果を評価することとした。特定健康診査の受診者で糖尿病ではないことが確認できた肥満者200 人を、従来のプログラム群と新規のプログラム群にそれぞれ100 人ずつ登録してプログラムを実施し、その後3年間の新規の糖尿病発症の有無を確認することとした。
従来のプログラム群と新規のプログラム群の2群間において、対象者の背景を均一にする必要があると考えられた。背景を均一にするための最も適切な方法はどれか。
- ⑴ 制限制限は対象者を特定の条件に絞る方法で、群分けの方法ではありません。
- ⑵ 層化層化は解析の段階で層ごとに分けて比べる方法です。
- ⑶ マッチングマッチングは条件をそろえた対象を選ぶ方法で、観察研究で用いられます。
- ⑷ 無作為抽出無作為抽出は母集団から標本を選ぶ方法で、2群への割り振りとは異なります。
- ⑸ 無作為割付偶然に委ねて割り付けることで、測定していない要因も含めて背景を均一にできます。
解説
正解は⑸です。介入研究では、対象者をどちらの群に入れるかを偶然に委ねる無作為割付を行うことで、年齢や生活習慣など測定していない要因まで含めて2群の背景を均一にできます。これが交絡を防ぐ最も確実な方法です。制限、層化、マッチングは対象の選び方や解析で特定の要因を調整する方法、無作為抽出は母集団から標本を選ぶ方法で、群分けの方法ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成