B さん夫婦に保健師が勧める内容で適切なのはどれか。
次の文を読み50、51 の問いに答えよ。大規模災害が発生し、市内に避難所が開設された。被災後3日、A 避難所には300 人が避難しており、市保健師1人が配置されている。B さん(85 歳、男性)は、脳梗塞の既往があり、右片麻痺で杖歩行である。要介護1の認定を受けている。B さんの妻が「夫はトイレが心配で、ほとんど眠れていないようです。そのせいか時々私のことが分からなくなります」と保健師に話した。
B さん夫婦に保健師が勧める内容で適切なのはどれか。
- ⑴ 福祉避難所への移動介助や設備が整った環境へ移ることで、排泄の不安と睡眠不足の悪循環を断てます。
- ⑵ パンツ型おむつの利用おむつの使用は本人の尊厳と自立を損ない、根本的な解決にもなりません。
- ⑶ 特別養護老人ホームへの入所施設入所は生活の場を大きく変える判断で、この段階で勧める対応ではありません。
- ⑷ A 避難所内のトイレに近い場所への移動場所を移しても、移動や排泄の介助が必要な状況そのものは変わりません。
解説
正解は⑴です。Bさんは右片麻痺で杖歩行、要介護1の認定を受けており、避難所のトイレが心配で眠れず、見当識にも影響が出ています。このまま一般の避難所で過ごすと心身の状態が急速に悪化するおそれがあり、介助や設備の整った福祉避難所へ移ることが適切です。おむつの使用や場所の移動では根本的な解決にならず、施設入所を勧めるのは行き過ぎた対応です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成