B ちゃんは2歳までに3回の心臓手術を受け、それ以降は合併症もなく過ごしている。…
次の文を読み47〜49 の問いに答えよ。A さん(25 歳、初妊婦)。夫(25 歳、会社員)と暮らしている。妊娠中に胎児の異常を認め、Fallot〈ファロー〉四徴症と診断された。A さんは、総合周産期母子医療センターで帝王切開術にて2,500 g のB ちゃんを出産した。A さんは産後1週で退院した。
B ちゃんは2歳までに3回の心臓手術を受け、それ以降は合併症もなく過ごしている。B ちゃんは4歳になり、年1回の経過観察となっている。半年後、A さんは保健所に来所し「B を来年から幼稚園に入れようと思い、主治医にも問題ないと言われたので近くの幼稚園に見学に行った。でも、みんな元気いっぱいで、B が入園してやっていけるのか不安になった」と話した。この時のA さんへの保健師の助言で適切なのはどれか。
- ⑴ 心疾患の児を持つ親の会に参加することを勧める。同じ経験をした保護者から具体的な工夫や見通しを聞くことで、不安が和らぎます。
- ⑵ 病児・病後児保育事業ができる保育所を紹介する。病児・病後児保育は病気のときに利用する仕組みで、入園への不安には応えません。
- ⑶ セカンドオピニオンを受けることを勧める。主治医がすでに問題ないと判断しており、別の医師の意見を求める段階ではありません。
- ⑷ 入園時期を遅らせることを提案する。入園を遅らせても不安は解消せず、集団生活の経験の機会も失われます。
解説
正解は⑴です。Bちゃんは主治医から入園に問題はないと言われており、医学的には集団生活を始められる状態です。Aさんの不安は、同じ経験をした保護者から具体的な工夫や見通しを聞くことで和らぎます。心疾患の児をもつ親の会は、そうした情報と支え合いの場になります。入園を遅らせたり病児保育を紹介したりすることは、Aさんの不安に応える対応ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成