A さんから保健所に「B は2か月間の入院の後、先週退院した」と連絡があり、翌日…
次の文を読み47〜49 の問いに答えよ。A さん(25 歳、初妊婦)。夫(25 歳、会社員)と暮らしている。妊娠中に胎児の異常を認め、Fallot〈ファロー〉四徴症と診断された。A さんは、総合周産期母子医療センターで帝王切開術にて2,500 g のB ちゃんを出産した。A さんは産後1週で退院した。
A さんから保健所に「B は2か月間の入院の後、先週退院した」と連絡があり、翌日保健師が家庭訪問した。主治医から、月に1回外来を受診するよう指導を受けている。A さんは「体重が6kg 以上に増えるのを目途に手術をするといわれていますが、まだ3kg を超えたところです。家に帰ってきてからあまりミルクを飲んでくれず、泣いてばかりいるので困っています」と話した。保健師の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 「ミルクを濃くして飲ませましょう」ミルクを濃くすると腎臓への負担が増え、脱水を招くおそれがあります。
- ⑵ 「1回の哺乳時間を長くとりましょう」哺乳の時間が長いほど心臓への負担が増すため、短時間で区切って回数を増やします。
- ⑶ 「授乳毎に体重を測って確認しましょう」毎回の体重測定は負担が大きく、母親の不安を強めることにもなります。
- ⑷ 「泣いた時は早めに抱きかかえてあやしましょう」泣くことによる低酸素発作を防ぐため、早めに抱き上げて落ち着かせることが大切です。
解説
正解は⑷です。Fallot四徴症の乳児は、泣くことで低酸素発作(無酸素発作)を起こすおそれがあるため、泣かせたままにせず早めに抱き上げてあやし、落ち着かせることが大切です。心臓への負担を減らすため哺乳は短時間で区切り、回数を増やして与えます。ミルクを濃くすることは水分と電解質のバランスを崩し、毎回の体重測定は母親の不安を強めるだけです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成