A さん(54 歳、女性)。会社で実施した特定健康診査の結果、特定保健指導の積極…
A さん(54 歳、女性)。会社で実施した特定健康診査の結果、特定保健指導の積極的支援の対象者として、保健指導の予約を入れるように会社の健康管理の担当者から連絡を受けた。A さんは「保健指導を受けると、今までの食事の見直しを指導されるかもしれないが、病気を防いで健康に暮らすことができる」と考えた。A さんの考えはヘルス・ビリーフ・モデルにおける構成要素のどれか。
- ⑴ 疾病の重大さの自覚疾病の重大さの自覚は、病気になったときの深刻さについての認識です。
- ⑵ 予防行動の利益の自覚保健指導を受けることで病気を防げるという、行動の利益についての認識です。
- ⑶ 疾病にかかる可能性の自覚罹患する可能性の自覚は、自分が病気になりやすいという認識を指します。
- ⑷ 必要な行動をうまく実行できる確信の自覚うまく実行できるという確信は自己効力感で、このモデルの4要素とは別の概念です。
解説
正解は⑵です。ヘルス・ビリーフ・モデルでは、罹患性の自覚、重大性の自覚、行動の利益の自覚、行動の障害の自覚が保健行動を左右すると考えます。Aさんは「食事の見直しを指導されるかもしれない」という障害を感じつつ、それを上回って「病気を防いで健康に暮らすことができる」と行動の利益を認めています。この利益の自覚が行動を後押しします。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成