調査者の主観が影響しにくい標本を選ぶ方法はどれか。
次の文を読み44〜46 の問いに答えよ。人口10 万人のA 市では、脳血管疾患の死亡割合が全国と比較して大きいことが明らかになった。そこで、脳血管疾患の予防対策の一環として血圧に注目し、一部の市民を対象とした塩分摂取量の把握のための聞き取りによる食事調査を行うこととした。
調査者の主観が影響しにくい標本を選ぶ方法はどれか。
- ⑴ 制限制限は対象者を特定の条件に絞る方法で、交絡の制御に用います。
- ⑵ 応募法応募法では関心の高い人が集まるため、標本に偏りが生じます。
- ⑶ 無作為抽出全員が同じ確率で選ばれる方法で、調査者の主観が入り込む余地がありません。
- ⑷ マッチングマッチングは条件をそろえた対照を選ぶ方法で、交絡の制御に用います。
- ⑸ 無作為化(割付)無作為化(割付)は介入研究で群を分ける方法で、標本の選び方ではありません。
解説
正解は⑶です。無作為抽出は、母集団に属するすべての人が同じ確率で選ばれるようにくじ引きや乱数を用いて標本を選ぶ方法で、調査者の主観が入り込む余地がありません。応募法では関心の高い人が集まって偏りが生じます。制限とマッチングは交絡を制御する方法、無作為化(割付)は介入研究で群を分ける方法で、いずれも標本の選び方ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成