A ちゃん(生後5か月、男児)。定期予防接種であるBCG 接種を受けた。接種7日…
A ちゃん(生後5か月、男児)。定期予防接種であるBCG 接種を受けた。接種7日後に、母親が保健センターに来所し、地区担当保健師に「接種したところが腫れているが大丈夫か」と相談があった。接種部位の写真(別冊No. 1)を別に示す。母親に対する地区担当保健師の対応で正しいのはどれか。
- ⑴ 「入浴は控えましょう」入浴を控える必要はなく、この反応への対応としても適切ではありません。
- ⑵ 「免疫がついた証拠です」通常の反応は10日以降に現れるもので、7日以内の反応は免疫がついた証拠ではありません。
- ⑶ 「すぐに小児科を受診してください」コッホ現象が疑われ、すでに結核に感染している可能性があるため受診が必要です。
- ⑷ 「接種後3か月程度で自然に治ります」自然に治るのは通常の反応の場合で、早期に現れた反応を放置してはいけません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。BCG接種では通常、接種後10日から4週間ほどで接種部位に赤みや小さな膿がみられ、数か月かけて治ります。ところが接種から7日以内に強い発赤や腫れ、化膿が現れた場合はコッホ現象といい、接種前からすでに結核に感染している可能性を示します。したがって、ただちに小児科を受診して精密検査を受けるよう勧める必要があります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成