発災から2か月後、避難者は自宅や親戚宅、仮設住宅へ入居し、避難所は閉鎖された。そ…
次の文を読み52、53 の問いに答えよ。人口1万人のA 市。5月23 日に大規模な地震が発生し、家屋の倒壊などのため、住民の多くが避難所に避難した。地震発生から7日後、市の保健師は、避難所の巡回相談の際、被災者が夜間眠れずにいることが分かったが、それが主訴として現れないことから、大規模災害後の心の変化や対処方法を示したポスターを掲示した。また、他県から応援に来ている心のケアチームの精神科医に依頼し、災害後のストレス反応についての健康講座を行った。
発災から2か月後、避難者は自宅や親戚宅、仮設住宅へ入居し、避難所は閉鎖された。その1か月後、保健師は仮設住宅の入居者への健康調査を実施することとした。保健師の行う健康調査について最も適切なのはどれか。
- ⑴ 地区ごとに調査内容を変える。調査内容を変えると地区間の比較ができず、全体の状況を把握できません。
- ⑵ 仮設住宅の入居者の全戸訪問をする。全世帯の状況を漏れなく把握でき、支援が必要な人を確実に見つけられます。
- ⑶ 希望者にストレスチェックを実施する。希望者に限ると、自ら声を上げられない人を見落としてしまいます。
- ⑷ 仮設住宅の集会所で聞き取り調査を実施する。集会所に出てこられる人に限られ、閉じこもっている人を把握できません。
解説
正解は⑵です。仮設住宅に移った人の中には、自ら声を上げられずに体調を崩していたり、孤立していたりする人がいます。全戸を訪問すれば、すべての世帯の状況を漏れなく把握でき、支援が必要な人を確実に見つけられます。集会所での聞き取りは出てこられる人に限られ、希望者だけのストレスチェックも同様です。調査内容を地区ごとに変えると比較ができません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成