地震発生から2か月が経過した。小学校の近くに仮設住宅が設置され、避難者の大半が移…
次の文を読み41〜43 の問いに答えよ。人口約1万人のA 町は、後期高齢者が約3割を占める。町内に集落が点在しており、集落ごとに自治会の活動が活発である。休日の昼間、A 町を震源とする震度6強の大規模な地震が発生した。建物の倒壊が見られ、下敷きになっている住民もいるとの情報があった。役場から約5km の距離にある小学校に救護所が設置された。
地震発生から2か月が経過した。小学校の近くに仮設住宅が設置され、避難者の大半が移った。住民の5割は自宅、4割は仮設住宅、1割は避難所で生活している。このときのA町保健師の活動で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 町外施設に移った要介護者を訪問する。町外施設の要介護者は施設の支援を受けており、優先度は高くありません。
- ⑵ 避難所の住民の自治組織の立ち上げを支援する。避難所の住民は1割にとどまり、間もなく移るため組織づくりの優先度は低くなります。
- ⑶ 各集落の自治会長から住民の生活状況の情報を得る。活発な自治会を生かして全体の生活状況を把握でき、支援が必要な人を見つけられます。
- ⑷ 仮設住宅の住民に対して役場で運動教室を開催する。役場での開催では参加できる人が限られ、把握にも支援にもつながりにくくなります。
解説
正解は⑶です。発災から2か月が経ち、住民は自宅、仮設住宅、避難所に分かれて暮らしています。限られた人員で全体を把握するには、集落ごとに活発に活動している自治会長から住民の生活状況を聞き取り、支援が必要な人を見つけ出すことが現実的で効果的です。町外の要介護者の訪問や自治組織の立ち上げ、役場での教室は、この段階の優先事項ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成