A さんは、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準ランクⅠで、要支援2 である。A…
A さんは、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準ランクⅠで、要支援2 である。A さんは「来月から老人ホームに入ることが決まったと家族に言われた。私は自宅にいたい」と地域包括支援センターの保健師に相談した。保健師の対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 老人ホームの入所を勧める。本人の希望と反する選択を勧めることになり、自己決定の尊重に反します。
- ⑵ 介護支援専門員に対応を依頼する。他職種に任せるだけでは、本人と家族の意思のずれは解消しません。
- ⑶ A さんと家族が話し合う機会を設ける。本人と家族が思いを伝え合う場をつくることが、自己決定を支える第一歩です。
- ⑷ 施設入所について地域包括支援センターの職員間で検討する。職員だけで検討すると、本人不在のまま方針が決まってしまいます。
解説
正解は⑶です。Aさんは施設入所を家族から一方的に告げられ、自宅で暮らしたいという希望を口にしています。認知症高齢者であっても自己決定を尊重することが権利擁護の基本であり、まずAさんと家族が互いの思いを伝え合える場をつくることが保健師の役割です。入所を勧めたり、職員だけで方針を決めたりすることは、本人の意思を置き去りにする対応になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成