保健師は、さらに地区ごとに分析を行った。その結果、住民の多くが農業に従事している…
次の文を読み54、55 の問いに答えよ。人口 2 万 5 千人、高齢化率 28 %の A 町。今年度、健康増進計画策定後 5 年目を迎え、中間評価を行うことになった。保健師が各事業の評価を実施したところ、特定健康診査の受診率と特定保健指導の実施率が目標値を下回った。
保健師は、さらに地区ごとに分析を行った。その結果、住民の多くが農業に従事しているB 地区の受診率が特に低いことが分かった。B 地区の受診率向上のための支援として最も効果的なのはどれか。
- ⑴ 特定健康診査の受診を呼びかけるパンフレットを配布する。配布だけでは、受診しにくい事情までは解決できません。
- ⑵ B 地区の特定健康診査の受診者を対象とした結果説明会を開催する。すでに受診した人が対象で、未受診の人には届きません。
- ⑶ 地区ごとの特定健康診査の受診状況に関する資料を町の広報誌へ掲載する。広報誌の掲載は情報提供にとどまり、行動に結び付きません。
- ⑷ 生活習慣病予防対策について農業団体と共催で住民が話し合う場を設ける。住民自身が理由を話し合うことで、実情に合った工夫が生まれます。
解説
正解は⑷です。B地区は農業に従事する人が多く、繁忙期や働き方の事情から受診が進んでいないと考えられます。農業団体と共催で住民自身が話し合う場をつくれば、受診しにくい理由が住民の言葉で明らかになり、地区の実情に合った工夫が生まれます。パンフレットの配布や広報誌への掲載、受診者への結果説明会では、未受診の人には届きません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp140512-03.html)を加工して作成