調査分析の結果から、食中毒の可能性は低く、ノロウイルスの施設内感染と推定された。…
次の文を読み48~50 の問いに答えよ。保育所長から「昨日午後から今朝にかけて、園児 100 人中 35 人に嘔吐、下痢症状がある。本日も多くの園児、職員が同様の症状で欠席している」との連絡が入った。保健所は感染症と食中毒の両面から調査を開始した。
調査分析の結果から、食中毒の可能性は低く、ノロウイルスの施設内感染と推定された。保育所長から「対応について保護者から質問が多く寄せられているので、説明会を開いてほしい」と依頼された。患児がいる保護者への二次感染拡大防止の説明で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ 患児の兄弟姉妹は入浴させない。順番を工夫して最後に入るなどの配慮をすれば入浴できます。
- ⑵ 患児と家族のタオルは共有しない。タオルを介した感染を防ぐため、共有を避けます。
- ⑶ 手洗いは石けんを使って流水でする。石けんと流水による手洗いが、家庭での予防の基本です。
- ⑷ 患児は解熱後 3 日を経過するまで登園させない。発熱は主症状ではなく、解熱後の日数を基準にはしません。
- ⑸ 汚染場所は 0.001%次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。0.001%では濃度が低すぎ、0.02〜0.1%を用います。
解説
正解は⑵と⑶です。ノロウイルスは便や嘔吐物に含まれるウイルスが口から入って広がるため、タオルを分けること、石けんと流水による手洗いを徹底することが家庭での基本になります。入浴は順番を工夫すればよく禁止は不要で、登園の基準は解熱ではなく症状の回復です。消毒には0.02〜0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp140512-03.html)を加工して作成