保健師は、独居高齢者の食生活上の問題を解決するには地域の協力が必要と考え、自治会…
次の文を読み44~46 の問いに答えよ。山間部にある人口8,000 人、高齢化率40 %のA 町。高齢者のうち独居者の割合35 %。町に急な坂が多く、電車やバスが運行していないため、高齢者は買い物に不便を感じている。
保健師は、独居高齢者の食生活上の問題を解決するには地域の協力が必要と考え、自治会役員を集めて町の独居高齢者の状況について説明した。このときの保健師の自治会役員への働きかけとして最も適切なのはどれか。
- ⑴ 独居高齢者に対して地域で取り組めることを一緒に考える。自ら考えて取り組むことで、活動が続く力になります。
- ⑵ 独居高齢者が簡単に作れる料理教室の開催を依頼する。依頼から入ると、役割を負わされた形になってしまいます。
- ⑶ 自治会役員による買い物の代行を提案する。具体策を先に示すと、自治会の主体性が育ちません。
- ⑷ 独居高齢者への家庭訪問を依頼する。家庭訪問は専門職が担うもので、依頼する事柄ではありません。
解説
正解は⑴です。自治会は地域に根ざした住民組織であり、行政から役割を割り振られるのではなく、自分たちにできることを自ら考えて動くときに力を発揮します。状況を共有したうえで一緒に方法を考えることが、継続する取り組みにつながります。教室の開催や買い物の代行、家庭訪問を依頼することは、負担を押しつける形になりかねません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp140512-03.html)を加工して作成